西の里中吹奏楽部は二十三日午後一時三十分から、市内の西の里ファミリー体育館でバザーコンサートを開く。バザーコンサートは昨年に続き二回目。前回集まった資金を利用して足りない楽器を購入し、壊れた楽器の修理ができた。部員たちは「皆さんに演奏で恩返ししたい」と、演奏会で感謝の音色を響かせる。
同部はこれまで、楽器の修理や更新が追いつかず、足りない楽器を近隣の小学校や部員の親せきから借りるなどして演奏会に参加してきた。
その惨状を見かねた保護者らが昨年三月、初めてバザーコンサートを実施。コンサートに合わせ部員の各家庭から持ち寄った品物などを販売したところ、約十万円が集まった。
その売上金と部費を積み立てた資金などで、へこんでこもった音しか出なかったトランペットやトロンボーンなどを修理したほか、傷みが激しかったアルトサックスとクラリネットを購入することができた。
吹奏楽部は、その楽器で昨年八月、札幌地区吹奏楽連盟主催の北海道吹奏楽コンクール札幌地区大会に参加、銀賞に選ばれた。顧問の杉森房子教諭は「バザーの効果が表れているのでは」と話す。
コンサートには、一、二年生二十七人と、卒業生四人も参加して、「銀河鉄道999」「ブライアンの休日」など十曲を演奏する。副部長で二年の久米彩乃さんは「演奏できるのは皆さんのおかげ。多くの人に聴きに来てほしい」と話している。
入場は無料。また、バザーも行う。開場は午後一時。上履きが必要。問い合わせは杉森教諭(電)375・2843(西の里中内)へ。
(北海道新聞より引用)
2008年3月23日日曜日
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