札幌のホープ・藤田が燃えている。開幕戦の鹿島戦で力を発揮できなかった悔しさを晴らすため、そして、かつて札幌に所属し、札幌市内のサッカースクール「SSS」の先輩でもある横浜M・山瀬功との対決に意気込んでいる。 開幕戦は不完全燃焼だった。合宿で腰を痛めて出遅れ、栄えあるJ1開幕戦の先発メンバーから漏れた。昨季、自分の定位置だった中盤右サイドは、札幌ユースの同期・西に譲った。「悔しかった。でも、けがをした自分が悪い」 後半開始から西に代わって出場したが、日本代表クラスをそろえる鹿島の中盤相手に見せ場をつくることはできずじまい。「ボールに触れず、攻撃のリズムに乗れなかった」と反省する。 横浜Mの主軸として、日本代表でも活躍する山瀬功は、藤田が中学の3年間を通った「SSS」の先輩でもある。 6歳違うため接点はないが「監督やコーチから、山瀬さんのことはよく聞かされました。僕と同じ中盤で、能力の高い選手がいたと」。 2人は今回が初対決。山瀬功はボランチでの出場が濃厚で、藤田は中盤右サイドで先発が見込まれる。「ホームなのでたくさんお客さんが来る。受け身にならず、積極的にプレーしたい」。あこがれの先輩ではあるが、中盤での主導権争いは譲るつもりはない。
(北海道新聞より引用)
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