札幌がホームでの連続負けなし試合を「13」に伸ばし、J参入後のクラブ記録を塗り替えた。開幕前、J1昇格条件の一つとして三浦監督が挙げたのが「ホームで負けない」というもの。興行的に大切だという以上に、ホームでの健闘はチームが上昇気流に乗る上で欠かせないのだ。 地理的な条件もあって、札幌にとってアウエー試合の不利は一層だ。夏場なら移動の長さに加え、暑さもマイナス要因として働く。ホームで思うように勝ち点を重ねられないと、心理的な余裕も失われる。 今季の札幌は、まだ一度もホームで負けていない。このことが、札幌にとって大きなアドバンテージとなっている。札幌を運営するHFCの三上強化部長は「ホームで勝ち点を稼ぐ分、アウエーで思い切った戦い方ができる。結果的にそれがアウエーでの好調にもつながっている」と説明する。 第3クールのアウエー試合は、本格的な暑さとの戦いでもある。例年、夏場に調子を上げきれない札幌だが、今季はイレブンも余裕を持って敵地でプレーできそうだ。 三浦監督は後半戦を迎えるにあたり、「ここからもう一度スタートする。一つ一つ積み上げていこう」と、選手に呼びかけた。ホームで負けないという自信を胸に札幌は昇格争いを突き進む。
(北海道新聞より引用)
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