2007年7月26日木曜日

挑むバスケの大舞台 輝く40代、マスターズ全国大会進出 深川

 【深川】北空知のバスケットボール好きの四十歳代の男性たちが昨年結成した「チームきたそらち」が、六月に札幌で行われたマスターズ大会道予選に初出場で準優勝し、全国切符を手にした。九月に滋賀県大津市で開かれる全国大会での勝利を目指し、メンバーは仕事後の夜の体育館で練習を重ねている。
 チームきたそらちのメンバーは十七人。公務員、教員、農業者、自営業者など多彩な顔ぶれだ。選手兼任監督の公務員白木隆弘さん(47)が中心となり、四十歳以上が対象のマスターズ大会に出場したいと同世代のメンバーを募った。「大好きなバスケを、中高生のころに戻って、またやってみようという気持ちで始めたんです」という。
 メンバーはみな職場では働き盛り。市内や妹背牛町などの体育館を借り週二回練習しているが「練習や試合に全員がそろうことはなかなかない」と白木さんはいう。しかし少人数でも練習は真剣そのもの。別のチームとの合同練習でも、若い選手にひけをとらないプレーを見せる。
 札幌での道予選には、仕事のやりくりがつかない選手が多く、参加できたのは七人だけ。それでも快進撃を見せ、一回戦は昨年優勝の北見のチームを相手にチーム最年長の村沢幸二さん(49)の奮闘などで56-39で勝利。続く準決勝も帯広のチームを83-56で破った。決勝では別の帯広のチームに46-70で敗れたが、上位二チームが出場できる全国大会へ進むことになった。
 全国大会は九月十五日から十八日まで。男子は全国から三十六チームが出場する。チームきたそらちは十二人が年休などを取って参加する。白木さんは「全国大会出場はめったにない体験なので楽しみたい。行けない選手の分も頑張ってまず一勝したい」と意気込んでいた。

(北海道新聞より引用)

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